春が連れてこられて

初夏と錯覚するかのようなあたたかさの日。通勤途中にある桜が綺麗な道で、今シーズン初めてピンクの花を見つけた。もう少しで五部咲き、といったところだろうか。昨日まではなかったというより見ていなかったのだろう。あたたかさに、春が来ためじるしを知…

目を覚ましたら夜

有休消化のような感じで、半ば無理やりに近く休みを取った。仕事が始まる時間に目を覚まして、漫画を読んで本を読んで二度寝をしていたら夜になっていた、そんな感じの一日だった。よく、「一日に満足していないと、あれもやらなきゃこれもやらなきゃという…

元に戻れば

ゴールデンウィークが終わり、少しずつ体を仕事モードに戻している最中である。この連休久しぶりに色々なところに足を運んだ。件の感染症も、落ち着いているのか私たちが慣れてきているのか、生活の一部に刷り込まれていったのか、マスクはつけているがそれ…

無題の誘い文句

「◯日空いてる?」と用件を言わずに日時だけで尋ねられるのがとても苦手で、そういう連絡が飛び込んでくると、ぐううっと胸が締め付けられたような感じがして、息が詰まってしまう。なんて返そうか、必要のない考えを巡らせて、勝手に疲弊しているのが少し情…

消費したくない贈り物

大切な友人が入籍した。 彼女も私も、読書と文章を愛し、心地よい関係性を求め、簡単に言語化してしまわず感情と向き合うことを大切にしている。持っているリズムが似通っているのだなと、短い付き合いの中でも思う。入籍の吉報を聞いた後、彼女のために何か…

ケーキの写真

夜、考えなくて良いことばかり考えてしまい、眠れない日が増えている。 深夜にニュースの見たくないところばかりをぶわっと一気に見て、そのまま関連ワードを検索してしまう。世の中の何に期待して良いかわからないという怒りに近い嘆きや、その改善のために…